ブログの移転を進めたい

ココログからWordPressへの移転を進行中なのだが

なかなか進まないので、今やっている方法をまとめてみた

以下、WordPressはWPと表記する。

正規表現でurlを書き換える

鉄塔を追いかけることに熱狂していた時期があり、鉄塔ハイキングと称して徒歩で追いかけつつ写真をたくさん撮っていた。この鉄塔ハイキングとさらに旅行の記録、観劇記録、たまに日記などをココログでブログにしていた。
鉄塔と旅の記事をWPに移転することにしたが、画像リンクの貼り直しでくじけてしまった。
試行錯誤の末、ココログから画像をダウンロードし、エクスポートしたテキストファイルにある画像リンクを正規表現を使って書き換えることにした。

WPのインポート機能は画像リンクが元のまま

WPのインポート機能では、画像リンクはココログのままになっている。本文のほうは全く問題なく移動できたが、画像リンクは貼り直さなければならない。
画像も簡単に移動できると書いた記事もあったが、少なくともわたしのココログからはできないようであった。

MovableTypeとTypePad

まずは本文をココログからエクスポートする。
ココログの設定からエクスポートを選ぶ。
100件の記事全てを一気にエクスポートした。テキストファイルとしてダウンロードされる。
テキストファイルを開き、移転したい鉄塔と旅以外の記事を削除し、新しいテキストファイルとした。テキストエディターはCotEditorを使っている。
次はWPにインポートする。
WPのMovableTypeとTypePadを使って、先ほど作り直した新しいテキストファイルをインポートした。

インポートの結果

本文も画像もそっくりそのまま移転しているが、画像が元のココログにリンクしている。記事は100本足らずだが、画像は3000枚近くある。これにすべて新しいリンクをつけなければならないのだ。そうしないとココログを完全にやめることができない。
本文は自分のドメイン、画像はココログにリンクというのでも構わないと思ったりもしたがそれでは移転とは言えないだろうと思い、画像のリンク変更を進めることにした。
リンクを書き換えればいいことはわかったが3000枚を1枚ずつ書き換えるのは非現実的なので、正規表現を使って書き換えた。

自分のパソコン側の準備

画像サイズは小さくなるが、ココログのサイトから直接、画像を自分のパソコンにダウンロードすることにした。
ココログにアップした画像はマイフォトというところに保存されているのだが、ここから画像をダウンロードすることはできない。

だから自分で自分のブログにアクセスして画像をダウンロードする。

これを自動化する方法がある。

MacのAutometerで自動化する

MacのAutometerを使う。
Autometer>新規書類>アプリケーション>インターネット、を開く。
縦に並んだメニューから
・Safariの現在のWebページを取得
・WebページからイメージのURLを取得
・URLをダウンロード
の3つを順に右の空欄にドラッグするだけで、一括ダウンロードアプリができる。
ダウンロードフォルダは好きなフォルダを指定できるので、シリーズごとにフォルダを作りそこに保存した。デフォルトのフォルダは「ダウンロード」になっている。

テキストと画像をフォルダにまとめる

ココログから記事毎に画像をAutometerでダウンロードして、シリーズごとに画像フォルダを作った。フォルダ名は、鉄ハイ19画像、といったようにフォルダ名から内容が分かるようにした。

鉄ハイとは鉄塔ハイキングのこと。送電鉄塔を1基1基歩いてたどった全21シリーズ。旅も場所やテーマでシリーズ化した。
ココログからエクスポートして作り直したテキストファイルをシリーズ毎に分割した。例えば、鉄ハイ19本文、というテキストファイルがシリーズの数だけできる。
これで画像と本文が自分のパソコンに揃った。
あとはこれをWPに移す。

サーバーの準備

サーバーに画像フォルダを作る

サーバーにAutometerで落としてきた画像をアップロードするためのフォルダを作る。
Xserverでのやりかた。
Xserverアカウントにログインする。
サーバーIDの操作メニューのファイル管理をクリック
WebFTP画面になる
自分のドメインのファイルをクリック
public_html>wp-content>uploads
と進んで、「作成」で、フォルダを作成する。
2018というフォルダを作成し、その中にハイキングシリーズと旅記事用のフォルダを作成した。
例えば、tettou_17 といったシリーズの名前のついたフォルダを作る。
このフォルダに自分のパソコンから画像をFTP転送する。

FileZilla3を使った転送

FileZilla3を使う。
サーバー名とホスト名の情報が必要なので、Xserverのサーバーパネルで確認しておく。
直観的に使えるソフトなのでほとんど戸惑うことはない。
画面左上の線でつながったコンピュータの絵をクリックするとサイトマネジャーが開くのでサーバー情報を入れ、接続ボタンを押してログインする。左にアップロード元、右にアップロード先つまり自分でサーバー上に作成したフォルダが表示され、アップロードしたいファイルを左から右にドラッグすれば完了。

WP側の準備

画像をWPメディアに登録するプラグインMedia from FTP (メンテナンス停止)

WPにログイン。
メニューにあるMedia from FTPにカーソルを当て、検索&登録をクリック。
検索ボタンの左隣のプルダウンメニューに、Xserverのフォルダが表示される。2018というフォルダを作りそこにシリーズごとのフォルダを作ったので、表示は、wp-content/uploads/2018/シリーズ名、となっている。
プルダウンメニューから移動したい画像の入っているフォルダを選択し、一番右の絞り込みボタンをクリックする。
画像が10個表示される。
移動したいものにチェックを入れる。全部に入れたいなら、URLと書いたチェック欄をクリックする。       
メディアの変更ボタンをクリック。
しばらくすると移動完了。
これをフォルダ内の移動したい画像について全て行う。100枚なら10回繰り返すことになる。
このプラグインは今後メンテナンスされないので、今後はBulk Media Registar を使う。

これは便利!Bulk Media Registar

フォルダの画像が一括で登録できる。
メニューにあるBulk Media Registarにカーソルを当て、一括登録をクリック
いちばん左のプルダウンメニューにサーバーのフォルダ一覧が表示される。
拡張子を選ぶ。
選択をクリック。
テキストによる検索の欄は空欄のまま、検索をクリック。
XXファイルを登録する準備ができました(以下略)と出るのでその下の赤い「登録」ボタンを押す。
あとは待つだけ。
Media from FTPは一回の登録が10件なのでフォルダ内の画像を全部登録するなら10件ごとに何度も登録ボタンを押す必要があったが、Bulk Media Registar なら登録ボタンのクリックはたった1回。選択登録もできる。選択できる画像に制限はなく、登録ボタンのクリックはやはり1回である。

メディアの管理

メディアをフォルダ分けを気にせずアップロードし、あとでフォルダに分類するプラグインもあるようだ。

今回は画像数がたいへん多いので、まずサーバーに記事シリーズごとのフォルダをつくり、それをメディアに登録する方法にした。

画像リンクの書き換え

リンクを前後半に分ける

テキストファイルをCotEditorで開き、正規表現を使って検索と置換を行う。
ココログでの画像リンクは以下のようになっている。        
(urlの一部をxxxxxにしてある)

上の長いリンクの2行目のやや左寄りに.jpg” がある。
ここで前半と後半に分ける。
.jpg” までが前半、class=”mb”><img alt=から先が後半とする。

前半部分を置換する

リンク前半の全部を置換するのではない。
フォルダ名までを置換すればよい。
つまり、
<a href=”http://xxxxx.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/20XX/XX/XX/
の部分を
<img class=”alignnone size-full wp-image-88″ src=”https://xxxxxx.com/wp-content/uploads/2018/AAAAA/
に置換する。

ココログからダウンロードした画像はファイル名が変わらないままサーバーに転送され、WPメディアに登録された。したがって、画像ファイル名を変える必要はない。保存されているフォルダ名までを置換すればよい。

XXはココログでの画像の保存先であり、フォルダ名は記事を投稿した日付で自動でつけられたようだ。
AAAAAはサーバーに自分で作ったシリーズごとの画像フォルダ名にあたる。シリーズ本文に合致する画像フォルダを選択する。

?の前にバックスラッシュを入れることをお忘れなく。

後半部分を置換する

次に

で検索して、それを全部

/>

に置換する。
正規表現を使うと効率的。

正規表現を使って複数のリンクを一気に書き換える

検索と置換のために、実際の本文にあるリンクの一部を正規表現に書き換える。これをしないと特定の1ファイルごとに置換することになり、効率が悪い。

書き換える箇所は6箇所ある。
・ファイルを表すPの後の数字。全部で3箇所。すべて正規表現で\d+と表す。
・width=およびheight=の後ろの””の中の数字。これも\d+を使う。
・最後のborder=の後ろの””内は一桁なので、\dでよい。

\d+は数字(何桁でもよい)が来ますよと言う正規表現である。+がないと1桁の数字を表す。
画像ファイル名によってはハイフンが入っていたり、_2がさらについていたりしているためP\d+のみでは表現できないものもある。適宜変えて検索し、置換していく。

プレビューする

これで、WPの画像urlに変わる。CotEditorの本文をコピーして投稿記事を作り、プレビューする。画像が本文中にはめ込まれているか、画像がココログリンクを外れているか、を確認する。
はじめはこれで本当に画像がリンクして表示されるのか不安だったが、すんなりできた。

拡大画像も

あとできるなら、これはという鉄塔画像をクリックで拡大表示できるように新たなリンクをつけたいと思っている。

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