鉄塔ハイキング5 境木変電所から戸塚変電所

鉄塔ハイキング5

境木変電所から戸塚変電所

2010年12月に歩いた記録を、2020年8月、一部改編して再掲しました。

国道一号から見た戸塚変電所がすてきだったのだので、じっくり止まって見てみようと、境木から歩いていった。

さすがに規模の大きい変電所だけあって、
近づくにつれ、鉄塔がいろんな方向から変電所めがけておしよせてくるようで、
やや食傷ぎみであった。

どこに行っても人の暮らしがあるという当たり前のことに、また感じ入りながら。

その1 41から26

早朝出発。

今日は左へ行きます。
なぜか2色になってる階段をあがると、本牧線41。ここから、本牧線0まで行ってしまった。


本牧線40。マンションの横に立っている。


次は公園の中にあった。
近づいている途中、植物とあわせてみた。最初は植木鉢で育てられてたけど大きくなりすぎて鉢から根がとびだしそれからはもう勝手に伸び放題という感じ。
この公園は遊びにくる子も多そうで、地面に線路らしき線がたくさん引かれ、砂場にはトンネル工事中の山があった。


次も公園になってた。碍子のアップ。あれ部屋に飾ってみたい。


なぜここを境木というかというと、昔ここは旧東海道の相模の国と武蔵の国の境だったから。その当時からここにおられる境木地蔵尊に寄り道。境内にいると、コツコツと木をつつく音がする。見上げるとキツツキがいた。


どうやらこの地区は今朝、一斉清掃の日だったらしく、家々から人がでてきて通りを掃除していたため、かなり遠慮がちに1枚撮った、本牧線37。


また公園にいた本牧線36。送電線と送電線の間にあるものに寄ってみた。法具といっても通じそうな形。空がきれいな青だ。もちろん、風が冷たい。

紅葉じゃなくて枯れてる。

次は国道の向こうにある。その向こうは山でこれを越えないと次の次に行けないことは地図で知っている。
この防音壁は効果が高くて、透明板の向こうに車がはっきり見えて存在感あるのに、音が遠くから聞こえてくる感じ。視覚で判断した車までの距離と聴覚で判断した距離が全然違う。


あとで後から近づきますが、本牧線35。アシンメトリーだ。この鉄塔はいい感じだ。

特に好きな部分を拡大。
てっぺんに名札つけてます。

35は分岐していた。その片割れがこれら。品濃線1と2。2でおしまい。

35のうしろ側に来た。下は墓地。


36から40までが一望できる。

次は薮のなか。林の中に入って根元まで行ったけどね。


次は山を越えます。距離にして400メートルほどだが、落ち葉の積もったけものみちだった。



線路の上の跨線橋があるので行ってみた。
トンネルがあった。これはどうやら貨物線のようで、地図でたどっていくと生麦(地名です)につながっていた。


JRの敷地らしく、柵は元レールでできていた。

後ろの物置の向こうはネギ畑なのだが、なぜか、そこではなくあえてここ、といいたげにひとり植わっているネギ。

跨線橋からも次は見えたが、これも正面から近づけず、うしろに回り込むことになった。


その本牧線32はある会社の駐車場の中にあった。ちょっと変わった形をしている。根元に鉄骨が多くついている。


本牧線31。根元はなんというか、無目的広場という感じのスペースだった。遊具はない、かといってなにかのコートがつくれるほど広くない、水遊びもできそうにない。


次は近づけず。柿と組み合わせてみた。


次はなぜか1本だけ妙蓮寺線が出没。なぜなのかはさっぱり。
本牧線29(たぶん)と妙蓮寺線70。


本牧線28は錆がでていていい雰囲気だった。ベテランという風情だ。鳩の巣があるようで、鳩が出入りしていた。小さく写っている。



次とその次は四角タイプ。次の次が本牧線27だったので、次は何番だったんだろう。探したが見えなかった。

川の工事が行われていた。説明を読んでください。川の流す容量が小さく浸水が起こりやすいので穴を掘って川を地下に流すということのようだ。その現場に飾ってあったクリスマスツリー。夜は電飾もするようだ。工事現場のおじさんがせっせと飾りつけたのだろうか。かわいい。


横から、何線かは不明だが別の系統が来ていて、クロスしている。追いかけているのは四角い、本牧線26。錆がいい。


また別系統とクロス。追いかけているのは四角のほう。


階段をおりて、クロス現場へ。

真下に来れました。2方向からどうぞ。


本牧線24は交差点に立っていた。


この碑には、現在は横浜市戸塚区と呼ばれているこの地域が中川村名瀬と呼ばれていたころ、命の危険を顧みず、山を切り開いて道を造った人々への感謝が述べられていた。碑のうしろのガードをくぐって横浜新道を渡ろう。ここでひとまず前編は終わり。

その2に続くよ!

その2 24から0

新道をくぐって、わりとすぐに次があった。
道路の防音壁をはさんで、本牧線24(前編の最後)と23(大きく見えるほう)

さっき下ってきたと思ったらまた坂をのぼる。
わざと狭くて階段のあるほうを歩く。

ここら一帯は昔は農地だったので、大きな日本家屋とそれに比べるとずっと小さい現代風住宅が並んでいる。
だからクリスマス電飾の家の隣に今も井戸があったり、

軒先で干し柿を作っていたりする。

上りきるといい眺めだ。
ここからもたくさん見えるなー。

次はマンションに挟まれていた。右に見えるマンションでは、ちょうど餅つき大会だった。七輪も出ているようだ。炭火のにおいがする。昔、七輪が好きでよく煮炊きしていたから、においでわかる。


次のは、やたら白く見えた。この写真の色は目で見た色に近い。白亜の鉄塔、本牧線21。


大きなお家の立派なお庭越しに見る、本牧線20。近づいてみると雀が遊びにきていた。

橋を渡る。橋の下は阿久和川。水はきれいだった。川と工場と鉄塔。

ここからしばらく坂はない。日当りのいい平らな道を行く。
本牧線19は菜園タイプ。鉄塔に見守られて、よく育ってます。

ずっとフィットケアデポをフットケアだと思ってて靴屋だと思ってた。店の前を初めて通って、ドラッグストアだとやっとわかった。
その近くにあった、本牧線18。ちょっと違う形で、地下にもつながっているようだ。奥に行くといきなり溝になっている。写真をとるのに気を取られていると文字通りはまるので注意が必要だ。



次は工場団地の入り口にあった。

では、工場団地を横切ろう。なんか石がある。もしや。
あった!庚申塚。ハイテク工場の前の庚申塚。それだけでなく、いろんな仏様が8体も並んでいた。
その中から、庚申塚と、プリミティブないい感じの仏様。この前(鉄塔ハイキング3)の保土ヶ谷北向き地蔵も道しるべのような石柱の上におられたが、それに似てる。

その奥にひかえしは、鉄塔。

次は工場の中にあり近づけないので、廃材のすきまから覗いてみた。

その次は工場の向こうに。

工場団地を抜けると住宅街、そしてわりと大きな通りに出た。ベンツのショールームがあるような通りだ。大きなスーパーもある。スーパーの駐車場越しに見えた、本牧線13。さりげなく別の系統がとなりにいる。

次はちょっと高いところにあった。またしても別の系統がさりげなくいる。

あ、赤白!

大きな通りから離れて、住宅街へ入っていく。
次の本牧線11は、家の一部と化していた。門を入ってまず見えるのが家じゃなくて鉄塔。

本牧線10は形が違う。てっぺんだけ赤いのが特徴。1は消えてしまってたみたいだ。



真ん中のところに日が当たってそこだけ光っている。本牧線9。ついに一桁になった。

階段を下りる。階段横の薮の中に本牧線8があった。


次は丸い領地の中にいた。上のほうを撮ったらザリガニっぽかった。


いままで、野菜が植えられているのは何回か見たが、ここは盆栽の栽培場となっていた。柵の中にもたくさん盆栽が並んでいる。壮観だ。南天(かな?)の赤い実がきれいだ。

また、門を開けたらいきなり鉄塔、に見える配置。これおもしろい。本牧線5。


本牧線4は高いところに。すぐ近くを国道一号が走っている。


本牧線3は山の上。少し離れてみても全部は見えなかった。

戸塚変電所に到着

これを撮ってふりむくとこんな感じ。変電所に着いたのだ。

変電所に近づいて、本牧線2そして、1を見よう。
変電所をぐるっと囲んでいる山道をのぼると本牧線2の足下まで行けた。

着いたー!
ところで、本牧線1は?
変電所の柵の向こう。
木があって見えないなー。

上っていけば視線が高くなって見えるかなと、落ち葉の積もる道を上っていった。今日はこういうところに縁があるようだ。柵の向こうには変電施設が見えた。

本牧線は見えなかったが、南横浜火力線というのを見つけてしまった。これは南横浜火力発電所から来ていることを示すものだろう。いよいよ、変電所から発電所へのつながりを見つけた。地図を見ると、発電所近くは鉄塔ではなく地下送電のようだが、発電所が近づいたことには変わりないだろう。

違うところから本牧線をさがしてみようと、下りていく途中、懐かしいものが!
これはピカちゃん。調べると、1964年から1987年ごろまで東京電力のキャラクターをつとめていたそうだ。この子の次のキャラクターがでんこちゃんである。いまもキャラクターとしてがんばっている。


正面入り口に行ってみた。いたいた。本牧線0が見えた。0まであるのか。惜しいことに白とびしていて肝心の0が写っていないが、しっかり見た。通路にそって並んでいる鉄塔のうち全体が写っている2本が本牧線で、送電線のつながりからいって、左が本牧線1だろう。

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