鉄塔ハイキング14 あえて地図を持たず 北浜線

北浜線68から74 ベスト賞でました

北浜線は浜岡線と分かれたが、
別の系統と合流した。
その新たな鉄塔の脚元へと、丘を上っていく。
   

望遠レンズを駆使して、ほんとうに上の2回線が北浜線なのかを確かめた。
周りは草むら。蚊に刺された。

拡大する。

たしかに。
てっぺんには68の札。

北浜線68。
下の2回線は北旭線だった。

では、北浜線追跡を続ける。
明るいほうへ。

明るいところにでると、キチキチと音を立てて大きな虫が地面から左右に飛び上がって逃げた。
何かな?これだ。でかい。

実は、さっきの北浜線68の手前にはもう1本背の低い鉄塔があった。
明るいところにあった北浜線69はなんと6回線。68で2本の鉄塔に分かれるその前は1本だったのだ。これはかなりでかいな。

ベスト賞でました。いいわあ。
いちばん下の2回線は大倉山線。

キラーン。太陽が直射!あづい。あづい。

次は川の向こうだし、今日はここまでとしよう。
急坂を下って新羽駅に向かう途中。
いつからここにおわすのだろう。
目の前の光景はだいぶ変わっただろうなあ。

石仏目線。北浜線69を毎日見ておられるんだ。

駅近くのファミリーレストランで打ち上げ、
のつもりだったが、電子の地図を見るとあと数本で終点ということがわかった。
天気もよく、暗くなるまであと2時間はある。
行けるのでは?ならば行くべし。
ということで、再出発。
北浜線70へ。
63と64の間で鶴見川を渡ったが、さっきの分岐点からまた鶴見川を渡って戻ってくるのだ。

夕暮れの北浜線70。もう70本目だ。またこんなところまで来てしまった。楽しい。

いちばん下の送電線が1本だけぐっと内側に入っていた。こういう不規則なの、いい。


ぽつぽつと工場がある。貸工場という看板のでているところもあった。
その中に北浜線71。
こんどは上から下まで同じ。

ほどなく北浜線72。
71との違いはほとんどない。双子のよう。

ここで、お寺の鐘がゴーン。山のお寺の鐘が鳴る。帰らなきゃ。
次はその山の向こうだ。

階段があるといいけど。あった。
上りきって行き止まりだったらやだな、と思いながら進む。

大丈夫だった。
北浜線73。送電線も急角度で上がってきている。

でもって、すぐ下る。坂の途中に北浜線74。

74の向こうには。

港北変電所。北浜の北は港北の北だった。

北浜線75から変電所 ついにゴール

さて、いよいよ変電所へ。
左が北浜線75。上の2回線が右の鉄塔へ行っているのがわかる。だから、右は北浜線の鉄塔だ。
近づいてみよう。

反時計回りに坂を上って、90度視点を移動する。
その間ずっと送電線は左から右。75から76。


外階段を眺めつつ。

いよいよ変電施設へ送電線が吸い込まれていく。

京浜変電所からおよそ60キロ。
電気のきた道。

ほんとうの意味での「北浜線鉄塔」は最初の1-1と最後の76だけ。
あとは浜岡線や北旭線、大倉山線と一緒だったから。

北浜線番外編 そういえば浜岡線はどうなった

浜岡線やら北旭線やら

そういえば、なんて言ってるが、ずっと気には留めていた。
京浜変電所からずっと北浜線と一緒だった浜岡線は、大倉山で分岐する。
プレートには北浜線としか書かれていなかったが、分岐したら浜岡線の名前は出るのか。

右の鉄塔の下の2回線が浜岡線。いちばん下が木に隠れちゃってる。

秋晴れのいい天気。
行ってこようではないか。
地図は持たずに。
  


さきほどの右の鉄塔が今度はいちばん左。
浜岡線は2/3が見えてない。
それでもたぐっていくと、真ん中の鉄塔へつながっている。上の2回線に別の系統がきて、

道路を跨いで、隣の山の上へ。
右の鉄塔につながる。

山を越す道がないかと探ってみたが、柵があって登っていけない。
近くまでくると、次の鉄塔は変わった形をしていることがわかった。
2本がつながっている。

次の鉄塔を右にまく感じで大きく迂回する。鉄塔に対し完全に背を向けて歩く。
途中にあった地蔵堂。
このへんは昔からの農家と大規模開発のマンション群が隣り合わせになっているところ。

身体が二つ折りになるような急坂を上ると、やっと反対側に出た。
見晴らしがいい。
次からの鉄塔が丸見え。

そして正面に。
いきなりベスト賞でました。
でもプレートを確認できるくらい近づくことができないので、ベストまでいかず2位くらいだな。

いいですな。
ちいさーく飛行機が写り込んでいた。

次の鉄塔にも近づけず、プレートが見えなかった。
坂を下りていく。
するとさっきの坂はなんだったんだと言いたくなるような、真っ平らなところにでた。
山の上の鉄塔を見上げる。

次は近づけそうである。
さっそくプレートを見ると、
北旭線13だった。

念のため、さっきからすぐ近くに並んで立っている別系統の鉄塔を見たが、それは北島線であり、浜岡線ではなかった。
ここでも、名前は出なかったか。

北旭ってほっきょくと読むのか?
それはさておき、しばらくぶりのオーバーハング。

足がどっしり型。

楽しくなってきた、次行こう。
小さな商店街の中の北旭線14。増えていくということは、発電所から遠ざかっていることになる。
上から5個はV字型の碍子だが、いちばん下だけ、電線がカーブしてつながっている。

次も見えている。
街中だけど、山の中の鉄塔みたいに草がはびこっている。

東横線のガードをくぐって次へ行く。

建物は大手のファミレスにそっくりだがそうではなく、地元企業の経営する珈琲店の駐車場の向こうに北旭線15が見える。
この店の入り口には巨大な大黒様の石像があり、不思議な雰囲気を出していた。入ってみようかとも思ったが、歩き出してそれほど経っていないので休憩する気分にはならなかった。

今度のは全部同じ形の碍子だ。
下まで近づいて望遠レンズで確認すると確かに浜岡線の文字があった。下の2回線が浜岡線なのだ。

鉄道に分断されている、北旭線16。
これは新幹線のガード。

これまた久方振りの赤白。V字5個+カーブ1個型。

この鉄塔はかなり高いのにまわりに柵がなく、道端にひょいとある。
簡単に入れちゃうよ。しまった、入って結界の写真撮ればよかった。草ぼうぼうでちょっと怖かったから入らなかった。

さて、住宅街が終わり、工場地帯に入る。金属加工の工場が多いようだ。
ぜひ見学してみたい、渋い工場をみつけた。

歯車がわんさかベルトコンベアの上を進んでいったりしてるんだろうか。
それとも職人さんがひとつひとつ旋盤で削ってオーダーメイド歯車を作っているのか。

そんな興奮をよそに北旭線17。
溶岩のような石がぎっしり。

これは外階段というのか。
ドアがあって壁があるから、外、ではないが、階段だけが独立していて外階段ともいえるような。

次の北旭線おそらく18は近づけなかった。
秋ですね。秋とは関係ありませんが、V字5個+カーブ1個型です。

すてきなトタン建築と一緒に。

街中の工場らしい光景があちらこちらに。


1日の疲れはここで癒すのだろうか。

この焼き鳥屋の向かい側では大規模なマンションの売り出し中だった。もともとはここにも工場が広がっていたのではないだろうか。
道路を挟んで工場地帯vsマンション群となっている。
工場側に北旭線19。頑丈な靴をはいたような足。

二重の外階段がかっこいい。

工場地帯を抜けると、変電所だった。
浜岡の岡はなんの岡なのかがわかるかな。
北旭線20は変電所の中。

右の鉄塔の上下で次の鉄塔が違う。
まず下の2回線、つまり浜岡線はここで最後。
平たい鉄塔へ。

浜岡線というプレートがついたのは最初の浜岡線1のみだった。目立たぬ線だが、それだけに印象に残る。

北旭線は続く。
S字カーブの北旭線21。

すぐに北旭線22。

浜岡線と同じく、ここが最後で、平たい鉄塔へ行くはずが、最後が特徴ある鉄塔だった。
縦並びになっていた。

これもいいな。同率2位。

ここは壁が低くて見やすい。


鉄柵が似たような感じだが、壁の手前は変電施設ではなく鳥小屋で、中には烏骨鶏(だと思う)がいた。向かいの鉄工所で飼っているようだ。

恒例の変電所一周をして名前を見ると、ここは旭変電所だった。北旭線の旭はこれか。
じゃあ、浜岡の岡は?
ここらは駒岡という地区なので、この岡ではないかと思われる。変電所名ではなく地名か。ここも地味な感じの浜岡線であった。

ここへ入ってくるのは横浜火力北線で、ここから出て行く送電線は5系統あった。つまり1番鉄塔が5つもあるのだ。
これら3つは全部1番鉄塔である。

いちばん左は保土ヶ谷線1。

保土ヶ谷線は最後、西横浜の変電所で保土ヶ谷線95として終わることはすでに知っている。
1番を見てしまうと、追いかけたくなる。

川を渡ってすぐに綱島変電所があることもわかった。JRと東電の変電所が隣接している。
はじめのほうで北旭線と並んでいた北島線の島は綱島の島だったのだ。
ここから島崎線1がでていた。崎は川崎だろうな。これもおもしろそう。

横浜市営交通開業90周年記念はまりんフェスタ

これで終わり、ではない。
さらに歩いて横浜市営地下鉄グリーンライン日吉本町駅へ。
川和町でおりて、横浜市営交通開業90周年記念のはまりんフェスタへ行った。
川和車両基地を開放して、たくさんの催しがあった。

子供はミニバスに釘付けだが、
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大人(特におじさん)はここに釘付けだった。

バスの幅より10センチしか余裕のないS字やクランクを抜けるタイムレースを、各営業所代表が競うのだ。ほんとにギリギリ。練習なし、ぶっつけ本番でレースに臨むらしい。

ほおうっ。うはあ。わわわわ。そんな声が見ているおじさん達からもれる。
わたしが見た中でいちばん速かったのは滝頭営業所代表だった。さもありなん。あのあたりは古い街で道も狭く急坂急カーブの多いところだから。
しかしぶっちぎりで速かったのは、運転部の部長だった。ふだんは運転せず、営業所で運転士さんをしかりとばす鬼部長らしい。いちばん速い運転士さんが1分10秒台のところ、驚きの50秒で制覇していた。S字やクランクに何の迷いもなく高速で突っ込んでいき、切り返しは一切しなかった。さすがは鬼である。

それから地下鉄洗車体験。洗車機の中に入る車両に乗車できる。
洗浄線に入る。

窓の外にブラシ!!

水流!!

したたる水滴。

大人も子供も大コーフン。

はまりんも登場。かわいい。
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横浜市長さんもいらしていた。

おまけ

センター南駅が神殿みたいに見えた。

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