鉄塔ハイキング7
保土ヶ谷線62から子安変電所
2011年1月に歩いた記録を、2020年8月、一部改編して再掲。
2日かけて行ってきた。
鉄塔ハイキング2で西谷浄水場に行った時、途中まで保土ヶ谷線で、あるところで分岐して花見台線と保土ヶ谷線になっていて、目的地に近いところまでつながっているのは花見台線だったのでそちらへ行ったのだ。
今回はもう片方についていく。
本牧線も途中から保土ヶ谷線に分かれた。
保土ヶ谷線は分断している。
どうやら鉄塔は複数の系統を繋いでいて、プレートに書いてあるのはそのうちのひとつの名前が書いてあるようだ。今回の保土ヶ谷線も、妙蓮寺線と一緒だったみたいだ。
そして最後まで保土ヶ谷線ではなく、途中から名前が変わって横浜火力北線になった。
横浜火力発電所から来る電気を送っていたのだった。
その1 保土ヶ谷線62から出発
見上げると、左に分岐の鉄塔、右に今回の出発地点である保土ヶ谷線62が見えた。あそこに上がるにはまた急な階段を上る。
前回来た時は山の向こうから歩いてきたのでここらは不便なところだろうと思ったが、反対側から見れば、実は駅にとても近く通勤通学には便利なところだった。
では、出発。保土ヶ谷線62。まわりはみごとに畑です。
では山を下りよう。保土ヶ谷線61は住宅地の中にあった。
今回は、前後の鉄塔が入るように撮って、つながりがわかるようにしてみた。右の写真には61と62(奥)が一緒に入っている。今回は発電所に近づいて行くので、数は減っていく。
鉄塔の向かいはお寺。例のものがないか探したがなく、かわりに閻魔の石仏を見つけた。珍しいと思う。あまり詳しくないので、もしかしたら普通かも。
60も住宅地の中。線路で行き止まりになったいちばん奥にあった。
分岐鉄塔、出発の62、次の61を一緒に。
出羽三山供養塔
むむ。あれは。
三猿上の仏が(おそらく)薬師観音で、よく見る青面金剛ではない。珍しいものなのかどうかは知らない。
真ん中の石碑には月山、羽黒山、湯殿山供養と書いてあった。右は不動明王。石仏は道ばたが似合う。
地下道で線路を越え、橋で川を越え、信号の薄さにいまさら気付きながら、保土ヶ谷線59へ。
地中へ下りている線があった。ごちゃっとしてる。いい。
撮った時は気付かなかったが、60だけでなく、61も写っていた。60がだいぶ低い位置にいる。なぜなら、すごい坂を上ってきたからだ。
実際はこの3倍くらいの長さの階段が出現。右手は中学のグラウンドで、野球の練習をしていた。上級生らしき低い声で「声が小せえぞう」と叫ぶと、下級生が懸命に「おおおう」と答えるがこの中に甲高い声が混ざっていて、中学だなあと思った。
坂の途中の保土ヶ谷線58。急勾配ぶりがわかる。
上りきったところは、縄文の遺跡だった。説明するプレートが立っていた。
また住宅地に入った。保土ヶ谷線57はほんとに家と家の間にあった。
57のすきまから58をみる。まっすぐにのびてくる送電線。
56はアパートの駐車場にあった。金網ではなく、柵に囲まれていた。しばし見上げる。
見上げていて気付いたのは、鉄塔の表と裏で碍子のついている部位が違うことだった。だから複雑に見えたのだ。力の分散のためだろうか。これ以降、裏と表のつながり方も見るようになった。赤線が送電線を示している。
遠くから見るとこう見える。
魅惑的な階段があったが、方向が違うのであきらめた。
分かれ道に木があった。ずっと昔、木に枝や葉がたくさん生えていた頃はかなり大きな、目印の木だったのだろう。
次、保土ヶ谷線55。電線のつなぎが違うでしょ。小さく見えるのは56。
54はみっちり収まっていた。。
53はえらく高いところに。奥に見えるのは次の鉄塔、52。ちょっと形が違う。
ロボットのような
どう違うかといいますと。ロボです。四角です。
51は駐車場の中。52(ロボ)のてっぺんと。
この花壇からは電信柱が生えてきたらしい。
貨物駅に寄り道
ここで寄り道をする。
近くにJR貨物の羽沢駅があるのだ。
跨線橋も通れる。
貨物駅らしさを感じる時計。
跨線橋の金網の目が細かいので、そのままではどうしても写ってしまう。だから、腕を伸ばしてカメラを金網の上に出し、自分では何が写ってるのか見えないまま撮ってみた。貨車からすぐトラックへ荷物が移動できるように待機しているのだな。しばらく待ってみたが、列車は通らなかった。
耕作地帯をゆく
さて、鉄塔に戻る。
保土ヶ谷線50の足下にはホウレンソウ?のビニールハウスが。49が見える。碍子がなんだか真っ白だった。
畑、きた。日当りがよくて何でも育ちそう。
市民農園にもなっているが、野菜泥棒が多発しているらしい。立て札がたくさん立っていた。ひどい。
ランドマークタワーからは、この葉っぱが見えるだろうか。
畑の中にそびえる49。碍子を見ようとアップにしたら、ひっそり妙蓮寺線と名乗っていた。そうか、そうか。下の2回線は妙蓮寺線だったんだ。
生け垣の向こうに48。碍子が青い。この近くに無人の苗木屋さんがでていた。お金は箱に入れて、と書いてあった。
ここは高いところで、この日は風も強かった。富士山と50。すばらしい見晴らし。
徒歩で第三京浜を超える
第三京浜を越える。保土ヶ谷PA。徒歩では行けないようだ。金網で進入禁止になってた。
それを見下ろすように三ッ沢変電所があった。
街中の46。なぜかまわりが玉砂利状態。
ふたたび住宅街へ戻り、45、奥に46。電柱の影がきれいに映っていた。右に44そして43が見える。
庭からはみだす木と44。次の鉄塔は見えないが、そこ目指してまっすぐに続く電線。
大きな通りに出た。左に行けば地下鉄の駅がある。今日はこれで終了。振り返れば44ともっと前が重なって。
その2は通りの向こうに見えるあれ、から。
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